« 餃子は、油と火力とタイミング | トップページ | ワンダーフェスティバル2014の夏 »

2014年7月 6日 (日曜日)

電流帰還ヘッドフォンアンプのAD00031の制作改造。

電流帰還ヘッドホンアンプ AD00031の製作と改造
 
いやいや、これは駄キット(笑
取りあえず、完成品からご覧ください。
Dsc_1712 Dsc_1715
 
あれあれ?、おかしいなぁ。
キットのパーツが全然違うよ?って思ったあなた。
大正解!!
 
Dsc_1676 基本セット。その内容は下記で
____________________________________________________________________
Dsc_1678 ルビコンのPKシリーズ50V100μF
               秋月さん@20\
Dsc_1679 オペアンプ 日本無線 NJM4580D
               秋月さん @50¥で販売中
Dsc_1680 トランジスタ2sC2120と2sA950
               C2120が秋月さん @10\
               A950が秋月さん @10\
カーボン抵抗が10本ちょっと
               千石さん@1~2¥
1W金属皮膜抵抗が10本くらい
               仙石さん@21¥
ピンソケット 6Pin
               秋月さん@20¥
LED φ3mm メーカーは知らん 一つ。
               秋月さん @10¥
ヴォリューム アルプス電気さんの10KΩ
               秋月さん@180¥
ヴォリュームつまみ
       仙石さんでお好きなものを @200~500¥
電池ボックス 単四 基盤直付け用
               秋月さん@30¥
IC ソケット 8ピン 安っぽい方
               秋月さん @10¥
3.5mmステレオミニジャック 基盤直付け用
               秋月さん@50¥
ケースがタカチさんのMXモバイルケース
             仙石さん @1000~2000\
基板がいくらかな?
ケーブルがいくらかな?
ケースのプリントがいくらかな?
開発者へのキックバックがいくらかな?
会社の上利上げ、利益はどのくらいかな?
_______________________
さておいくら。
Dsc_1677 10260円(笑  @eイヤホンさんで
 
最初に申した通り駄キット。
おもちゃとしてはなかなか良い出来と
 
そもそもオーディオ回路としては㌧でもちゃんな
わけでございます。基盤が、基盤が!!(大事なので
 
価格ドットコムのレビューでもあまりいいことがなく。
 
まぁ、製作に入っていきますよと。
まず、最初にすることは、キットを眺める。
       。すまき尽にれこ↑
これで、気付いたことがあります。
電源ラインにセラミックコンデンサがついてない(笑
そして、オペアンプの足から終段増幅に電源を回す。
はい、もしかしてクソじゃない?って気づいちゃいました。
 
やっぱりあれですね。安いからでしょうか。
それともキットだからでしょうか。
こんなんじゃ、ホワイトノイズも出ますよねぇー♪
 
Dsc_1731 ←が実体配線図(パターンですね。
よく見てみると、オペアンプの下から終段に伸びてます。
しかも、バイアス抵抗の下からさらに終段アンプに(笑
 
これはひどい!!、ひどすぎるよ、こんなのってないよぉ;;;
 
といことで、回路から改造します!!
パターンにデザインナイフを突き立てて、銅箔を削り
パターンを切断します。あと邪魔なグランドの銅箔も
ブリッジしないように削ります。
 
一般的なアンプと同じように電源ラインを変更。
コモンセンスは非常に重要であると同時に電源も大事。
 
Dsc_1743  こちらが実体配線図の改造後。
ツイストペアで終段のトランジスタの直前に落とし込む
何とも強引な配線に変えます。
あと、オペアンプの電源のすぐわきに
セラミックコンデンサを配置します。
これ、基本中の基本。
なんでないのかわからないよ、まったく。
 
と、同時に回路図も載せておきます。
Dsc_1735 Dsc_1733 手書きで申し訳ナス。
 
というか、私思うんですよねぇ。
電気回路とか電子回路とかわからないのに
オーディオを趣味にしてる人って…
かなりぼられてる気がするの!!気を付けて!!
特に、ケーブルのエージングとかいうのは…ねぇ(笑
 
さて、さて、作るにあたって、普通に作っても普通なので。
今回は、抵抗と、コンデンサとアンプを変えます。
ってほぼ主要部品全部じゃん(笑
あれですよね、どっかの艦娘みたいなねぇ。
上部兵装と艦橋と機関部が
やられただけなんだからねっ!!みたいな。
 
まず、コンデンサです。
なんとなくアキバで買い出し。
Dsc_1681
日本ケミコンの固体アルミコンデンサのPSCシリーズと
サンヨー電気のOSコン SEPCシリーズと
エルナー のSILMICⅡと
NichiconのFineGoldとMuseESと
 
まぁ、買ったはいいものの…
MuseはパッケージサイズでNG
SEPCシリーズも、PSCシリーズもでかい方はNG
電源のところは、小さい方の容量がね。
できれば1500μFは欲しい。
終段カップリングは…
SILMICⅡとFineGoldとPKシリーズの決戦
一個一個、容量とESRを調べつつ、マンドクセ!!
コンデンサの種類ごとに別回路で聞き比べして
決まりました。{Nichicon}のFineGold

Dsc_1686

電源のコンデンサは、日本ケミコンのPSCシリーズ
6.3V1500μF 写真の真ん中。
Dsc_1689
特性がちょっと違うけど、まぁ 電源だしぃ
パッケージ考えないで最初に実装した結果。
Dsc_1724 ぎりぎりかわしてるぜ(笑
ケースに組み込む段階になって発覚!!
これだから、限界突破はやめられない!!
 
さてさて、抵抗とコンデンサのお話は終わったから。
製作についてなにも語ってない気がするけど!!
まぁ、いいよねぇ。気にするところじゃない。
説明書も基盤もしっかりしてるから、いうことない。
パターン以外!!
 
次は、いよいよ、半導体の話、
基本セットのNJM4580D、これはお安い。
秋月さんで5個入り200¥なのです。
なんというか、汎用品でございます。
Dsc_1699
まぁ、音質も、性能もそれなりなのです。
メーカーの推奨枠として…
ナショセミのLME49720とかLME49860とか
あと、個人的にはMuseS8820なんでどうでしょう。
Dsc_1698 これこれ。
この上位クラスが3000円とかするの。
ちょっと手が出なかった(笑
 
あと、大事なこと。
ICソケットを高い方に変更。
P000351
安い方だとピン曲げしやすい…
そんな、気がする!!それだけだ!!
 
さて、ICについてははいろいろあります。
後から、差し替えて音色の違いを聞き比べもいい。
高い、ヤマハのオペアンプを挿して自慢するもいい。
超低歪のOPA2270とかもありだし。
好きにするのサァー!!
しかし、終段アンプのトランジスタはそうはいかない。
最初は差し替えできるようにしようと思ったけど
まぁ、差し替える必要があるなら別途作ろうかなって
おもってしまうのでした。
 
ということで、基本セットについてきた
トランジスタを使います。
ただし!!
Dsc_1706 20個入りパックを追加購入!!
秋月さんにちょうど、ホント偶然に
同じ銘柄、同じロットで売ってました。
まぁ、量産品ですからね、1815みたいな!!
1815って言われてピンとこない人は潜りダワー。
 
さてさて、これで特性を見ます。
Dsc_1708
↑はhFEを計測中。1個1個、40個(笑
そのほかに、Vbe-Ic特性を測定します。
そして、値の近いもの同士を使います。
ヒジョーにマンドクセ!!すげーマンドクセ。
hFEとか見た目でわかればいいのにね!!
 
 
 
ここまでで、大体できたところが
Dsc_1718 Dsc_1723
オペアンプのわきのセラミックコンデンサは
基板に直に穴をあけてグランドと
ICソケットの露出部にはんだ付けしてます。
ICソケットとセラミックコンデンサは
一番最初に取り付けしています。
 
裏面はあまり見せられるものでないのですが
Dsc_1721
パターンを削り取ったり穴をあけて
グランドのパターンにはんだ付けしたり
むちゃくちゃしてます。
終段のトランジスタからの電線は
側面を回せないので基盤に
穴をあけて裏面に通してます。
なら、裏で配線すればいいじゃないって
思うかもしれませんよね。
さようでございます。
 
でもさ、でもね。
ツイストペアって魅力的じゃん。
表で見せたいじゃんさぁー。
コンデンサの間をツイストペアが這い回って
抵抗を覆い隠してチラ見させる。
魅力的ですよね。これ。すごく…大事です。
 
Dsc_1716
輝く金スリーブのFineGold
 
あと、電源ランプがうるさいので10kΩのR17を
33KΩに変更してます。落ち着きました。
 
少し使ってみて、どうでしょう。
Dsc_1726
秋月さんのヘッドフォンアンプの方が…いいな(笑
まぁ、秋月さんのAE-HPPMLもかなり改造してるので
基本キットを作ったデフォルトだと
AD00031の改造品のほうが音質が良い。 
特に高音域の広がりがいいと思います。
ホワイトノイズも一切聞こえてこないですね。
まずポップアップノイズがないですもんね。
左:4.2mV 右:2.8mVとオフセット電圧も低い。
これは、かなりいい値だと思います。
 
デフォルトで組むと高音域が
しぼみがちとのレビューはきっと、
終段とオペアンプのカップリングコンデンサが
悪さしているのではないかなと思います。
 
レビューに時々ホワイトノイズうんちゃらなんて
ありますが、それは電源のノイズが電流を介して
帰還させて、よけいに聞こえるのかもしれませんね。
その原因は主に、基板設計の悪さと
セラミックコンデンサがないから仕方ないことだと。
 
音源は改造品のAK-100とAKGQ701で行ってます。
なかなかいい音で鳴いてくれます。
今後、周波数特性とか過渡応答などを検証予定。
 
ちなみに。後からAD00032を調べてみましたら
61wg9weiil_sl1500_
なんだぁ、既製品のAD00032は精密抵抗と
コンデンサにFineGoldを使用している模様(笑
自分のと大差ないじゃない。
 
見た感じ、セラミックコンデンサは未実装。
電源のコンデンサもFineGoldとな…
まぁ、その辺は大して変わらないのかもしれない。

|

« 餃子は、油と火力とタイミング | トップページ | ワンダーフェスティバル2014の夏 »

こうさく」カテゴリの記事

コメント

 はじめまして。
 私もこの駄キットを買ってしまいました。もっと早く、貴方のページを発見しておきたかったものです。
 
 管理者様のご指摘通り、電源系が粗悪ですね。
 それどころか、中身はOPAのV/I変換回路+SEPP回路なのに、正帰還側と負帰還側の抵抗値の比が釣り合っていないという点が気になります。また、SEPP回路のダイオードにパラでC入れる必要はあるのでしょうか?教科書でよく見るエミフォロにはありませんので・・・。バイアス抵抗は、CRD(1mA)に変えると音良くなりますか?
 
 当方は浅学非才なアマチュア(自作HPA歴半年の学生)ですので、管理者様にご教授願いたく、書き込ませていただきました。

投稿: Sakipedia | 2014年8月13日 (水曜日) 00:13

返信が遅れましてすみませんでした。
Sakipedia様。ご閲覧ありがとうございます。
艦これの夏イベントでブログの管理をさっぱりやり忘れていました。
 
ご質問にお応えできるかは正直わからないこともあります。
自分も、趣味でやっているのでなんとも言えないですけど。

投稿: あーて | 2014年9月 6日 (土曜日) 22:31

正帰還と負帰還の抵抗のバランスは
製作者の意向を踏まえた形になっているので
あまり触らない方がよいかと思います。
正直なところあんまり、わかんないです。
ただ、これによって音質がそう変わるかって
言われるとなんとも言えないです。
 
SEPP回路のダイオードにパラレルに接続するコンデンサについてはですが
回路上でのC3,C4,C5,C6がそれにあたると思います、役割を果たしているかは謎ですが。
FineGoldに変えてみたんですよ…
 
R9,R10,R11,R12の抵抗を定電流ダイオードに変えるかというのは、これも正直わからないですが
SEPP回路の回路のバイアス抵抗のインピーダンスが上がったとしても、10KΩ→数10K~100K程度かなと、だとすれば、オペアンプの出力インピーダンスと比較すれば大して変わらないかと。
間にある、C3,C4,C5,C6入れてのハイパスになるかとかっていうのもそんなに心配はいらないかと。
あんまり変えるメリットはないのかなと思いますがいかがでしょうか。

投稿: あーて | 2014年9月 6日 (土曜日) 23:56

こんにちは
ゲーミングキーボードなどのダーマポイントの開発陣が移籍したビットトレードってそんななのかと思ったら個人制作の委託販売のようなものなんですね

http://bit-trade-one.co.jp/web/products/18_H-amp/
>この製品は、今回監修を務めていただいた小野寺さんの発案/設計を、
株式会社ビット・トレード・ワンが 提供する製品化サービスの[BTOマイ・プロダクト・サービス]を用いて製品化したものです。

投稿: いし | 2014年10月19日 (日曜日) 10:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/127466/56709186

この記事へのトラックバック一覧です: 電流帰還ヘッドフォンアンプのAD00031の制作改造。:

« 餃子は、油と火力とタイミング | トップページ | ワンダーフェスティバル2014の夏 »